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2011年3月

2011年3月31日 (木)

烏帽子・駒形岩

2011/03/26(sat)
烏帽子・駒形岩アウトドアスクール
この日は朝から快晴に恵まれ、寒波による寒さの中にもかかわらず暖かい日差しのお陰で気持ち良い登り出しとなりました。岩場に到着した時は1パーティーしかおられず土曜にしては人が少ない事に感謝!

今回、BBF初参加となったお二人は、岩でのリードが未経験、そのうちお一人はロープの岩場も初めてなので、まずは岩場での注意事項から。震災もあったので、落石にはいつも以上の注意を必要と感じ、BBFクライミングスクールで初めて、全員ヘルメットを装備してのスタートとなりました。

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まずは”アフターバイト”5・9をトップロープでアップしてもらい、レイバックで苦労しつつも終了点に到達。
ヌンチャクを回収する頃には、烏帽子エリアは結構な人が集まっていました。

お二人にはリードをたっぷり経験していただきたかったので、丁度日差しが届きだす駒形岩へ大ハング帯を紹介しながら移動。駒形岩は人も少なく、登り放題の予感。

まずはPumpアウトドアスクール時代から御用達の”緑の光線”5・9をトップロープでチャレンジ!”アフターバイト”で苦戦したおかげか2人とも難なくクリア!

ここでお昼ご飯を食べたのだが、日差しは届くものの吹きすさぶ風の冷たいこと冷たいこと、普段は食後ゆっくりおしゃべりするのだが、居てもたってもいられないので、すぐさまリードチャレンジに移る。

トップロープで安定した登りを披露していただいたので、同じく”緑の光線”で初リード。ボルト1pin目、2pin目付近が壁の傾斜が少ないとはいえ、非常にランナウトしているので始めてのリードには緊張の連続。しかし、杉本さんも紀田さんも1歩ずつ、1手ずつ丁寧に且つ着実にクリップをこなし、見事に完登。岩場での始めてのリードを登りきる。これがリード設定のルートのいわゆる本当の完登。おめでとうございます!

続いて、ギアを全て撤去し、マスターリードにチャレンジ!

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なにもセットされていないまっさらな壁に、自分でギアをセットしながら登っていくのがマスターリードスタイル。誰かにトップロープを掛けてもらうのではなく、ヌンチャクをセットしてもらう訳でもなく、自分で登ってゆく自立した登りである。

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ヌンチャクがセットされている時よりもクリップポイントは高くなる為、1ムーブ高度が上がり、恐怖感や緊張感も増し、ヌンチャクをボルトに掛けたうえでロープをクリップする為、動作もひと手間増えるのである。しかし、3本目の”緑の光線”となると、動作を体が覚えてくれているのかお二人とも余裕のある登りで見事に初マスターリードも登りきってくれました。

ギアの回収や、横移動(傾斜)のある場合の回収も難なくこなしてもらえたので、これからはどんどんリードをしていけますね!

一通りのリードテクニックを体得してもらい、次にチャレンジしてもらったのは駒形岩の看板ルート”斜陽”5・9である。このルートは絶妙なカチホールドとカチスタンスを繋いで立ち込んでゆく課題であるが、核心となる3pin目から4pin目がランナウトしていて、そこで落ちると2pin目横のバンドが気になってしまうドキドキ課題なのである。

お2人にトップロープ、リードどちらでも構わないですよと伺ってみると、紀田さんはリード、杉本さんはトップロープを選択。違う選択をするという事は、他の人に惑わされる事なく、お2人とも自分の意思をしっかりとお持ちなので、とても嬉しく思いました。自分の力量を判断し、自己責任で安全を確保しつつ、自分の限界を高めてゆく。クライミングにはとても大切な事だと思います。

つい数分前、初めてのマスターリードを終えたばかりでしたが、紀田さんはマスターオンサイトトライ!これがリードクライミングの醍醐味!怖いけれど、攻める!分からないけど、探る!そして登りきった時の感動は自分だけの宝物になります。

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慎重にホールドを探しながら、スタンスを確実に立ち上がりながら高度を上げていく紀田さん。惜しくも足が滑ってしまい1テンションとなってしまいましたが、気合のこもった素晴らしいトライでした。危険な場所でのフォールでしたが杉本さんの確実なビレイにより問題なくフォールを止めていただきました。お二人ともgood job!!

トップロープの支点を作り杉本さんがトライをする頃には、寒さが一層増し、雲行きが怪しく、しかも雪がチラつき始めたと思いきや、杉本さんが3pin目に至る頃には吹雪状態!みるみるうちに岩は濡れてしまい、残念ながらトライ中止となってしまいました。

Ca3c0103 数分前の青空が嘘のよう・・・

思わぬ降雪の為、講習終了となってしまいましたが、お2人ともリードクライミングを堪能していただけましたでしょうか?是非これからは、どんどんリードの岩場へ飛び出して行って下さいね!

お疲れ様でした&参加いただきありがとうございました。

2011年3月29日 (火)

六甲ハイキング

2011/03/23(wed)
昨年12月以来3ケ月振りに子供達を連れ六甲へ。
CSWカンパニーさんの恒例行事になりつつある、芦屋~六甲山頂~有馬に至る卒園ハイキング。
昨年初めて参加した時は6才の子供達が、長大な山道を一日中歩く事ができるのか?疑問に思いつつ仕事をお手伝いしました。多少泣きが入りかけた子供もいましたが、見事に全員完登!先生方のお話しによると、相当元気なお子さんチームであったらしく、驚きと共に子供の可能性に感心しました。

しかし今回の学年は…昨年11月のハイキング引率時、予定時間と目的地とのギャップを感じ、若干行程を短くした学年である。
いちまつの不安…CSWカンパニー社長も若干危惧していたようで、昨年より出発時間が早く設定されていた。電車などの移動等は子供相手のプロであるstaffのyasu君が先導だが、芦屋川から山域全般は僕が先導。いつもなら、のんびりペースで歩き、時間と行程が合わなければ短縮できるのだが、今回の芦屋~山頂~有馬へのコースは短縮できない片道行ったっきりの行程である。もちろん、緊急時は車道が山頂まで張り巡らせられている六甲なのでリタイア可能だが、無事に時間内に有馬まで先導するにはペース配分が重要となる。

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キリっとした寒さに良く晴れた青空の下、元気良く阪急芦屋川を出発!
今回は卒園したての6才児ばかり13人!お母さん達も3人参加、スタッフ4人で20人の大所帯。

スタート早々普段よりハイペースに。すると、お母さんから、速すぎませんか?って指摘を受けたが、緩い坂道の間にハイペースで時間を稼ぐ為、「(今日は)速いですよ~!」と受け流す。(スイマセン)

もちろん傾斜がきつくなるとペースはいつも通り。第一休憩ポイントは工事の為通過。様子を見ながら歩を進めるが、みんな疲れた様子もなく無事に高座の滝に到着。

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気温が低いせいか、子供達が暑がることもなく、じゃんじゃんロックガーデンを突き進み、あっという間に風吹岩に到着。空気が澄んでいて景色がとても綺麗だった。子供達は真剣に「ここまで来たら津波は大丈夫?」って質問していた。幼稚園児なりに震災の映像は衝撃的に心に残っているのだろう。

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前回のプチハイキングは風吹岩でお弁当を食べたほどスローペースだったが、今回はなんと10時半には風吹岩を後にした。なかなか良いペースである。

難関の雨ケ峠に至る階段急登は相当スローダウンしたものの、さすがにぐずりだす子もチラホラ。しかし、昨年同じ行程の時は雨ケ峠でお弁当だったが、ここも小休止で済むほどペースも、みんなの状態も良かった。

腹ペコのチビッコちゃん達待望のお弁当エリアも予定よりだいぶ早く到着できました。みんなスゴイなあ!

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昼食後は最も傾斜のキツい七曲。でも、子供達は大きな声で歌を歌いながらズンズン突き進んでゆく。

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一軒茶屋に着いたのは13時過ぎ。小休止して最後は一気に最高峰へ!

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ヤッター!みんな大喜び!実はお母さん達が一番はしゃいでいたかも?(笑

標高931m。海抜0mに近い芦屋から自分達の足で登ったんだよ!みんなホントすごいね!

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有馬への下りはとても緩やかなので、みんな疲れ知らずで元気元気!!

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途中「ヤッホー」って叫んでいたら、明確なコダマが聞こえてみんな大喜び!でも?ちょっと明確すぎないかい?って、言葉を変え何度も叫んでいたら、コダマの正体は先行していた親子連れハイカーのチビッコの声でした(笑

なんだかんだで有馬に着いたのは15時過ぎだった。予想に反して、みんな元気で、しかも昨年のパワフルチームより早いではないですか!!!

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最後にご褒美の足湯に浸かって疲れを癒す。子供も温泉好きなんだなあ・・・

後は電車を乗り継ぎお母さん達の待つ大阪へ。電車の中も誰も寝ないまま大はしゃぎ!この子達の無限パワーには驚かされるばかりだった。

みんな本当によく頑張ったね!お疲れ様でした!

2011年3月28日 (月)

合唱

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2011/03/21(mon)

先日小学校を卒業した姪と、入団したての甥のコーラスグループの演奏会を聴きに入った。

震災の為、親戚の元へ避難してきた被災者の方も来てくれていた。

子供達の歌声は、本当にけがれなく純粋そのもので、毎回感動させてもらえる。

少しでも被災者の方の心を癒せていたのではないだろうか。

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2011/03/18(fri)

豊岡の仕事から帰宅すると、maazがbirhday-cakeを用意してくれていた。

自分の為のbirhday-cakeなんて何年ぶりだろう(笑

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ウエルストーク豊岡 ホールド交換 + α

2011/03/17(thu)~18(fri)

ウエルストーク豊岡がopenしてから4月で1周年となります。

最初は少ないホールドと、少ない課題でstartしたクライミングウォールでしたが、徐々にホールドを増やし、3ヶ月に1度訪れるメンテナンスの合間に課題も設定してきました。しかし、さすがにホールドの付け替えも無く、同じ課題しか登れないとあれば、せっかく定着しはじめてきたクライマーさん達もマンネリ化してしまうというものです。

そこで、今回は私と同じく元(現?)pump osakaスタッフのミッチーと、ウエルストークスタッフの森井君と共に、二日間で全てのホールドを外し、新しい課題を全ての壁に設定する事になりました。

一日目、朝6時半に西宮を出発しましたが季節はずれの寒波により、篠山辺りから雪が降りしきり危うく高速の通行止めに絡んでしまいそうでした。前回1月の雪国感たっぷりの時期に訪れた時は、降雪量が少なかったおかげで2時間半で到着しましたが、今回はスロー走行の為3時間半のドライブとなってしまいました(泣

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午前中には全てのホールドを外し、昼ご飯を食べる為、豊岡市の公共施設へ行くと、災害復旧の為の工事車両や、応援の職員らしき人達を乗せたバスが、東北へ向けてちょうど出発するところに出くわしました。震災から7日目、東北から遠く離れた豊岡市の心意気に嬉しく思う気持ちと共に、私もできる事をしたいという思いが一層強くなりました。午後はあらかたのロープ課題を設定して一日目は午後8時半で終了。ホテルに着いて、震災情報をテレビで眺めていると、疲れているはずなのについつい遅くまで見続けてしまう。

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二日目の朝、ホテルの窓から眺めた雪化粧された豊岡の山や街は、この日誕生日を迎えたという意識からか、特に美しく見えました。

ホテルから車で5分、8時45分には作業を始めましたが、金曜は通常の営業日。9時前から続々と施設利用者が来場されていました。この状況では、ガリガリガリッ!!!と、うなる電動のインパクトドライバーを派手に使用する訳にもいかず、インパクトと手回しの2段構えという手間の掛かる作業。

時間的にも厳しかったが午前中にはボルダー壁にあらかたのホールドを付け、ロープ課題の仕上げに移る。スカスカに見えていた壁も、ここからのホールド追加、課題設定、テープ貼りにより、見違えるように立派になりました。夕方からはボルダーの仕上げ、なんとか夜の7時には課題設定の作業を終える事ができました。

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ロープ課題は14本、ボルダー課題は持久力課題2本を含め約20本。

最終日の夕方にはお客さん達が登りに来られ、早速新しいボルダー課題にチャレンジしてくれていました。北山でご一緒したTさんや、噂で聞いていた”先生”にも会えたし、数人の方に挨拶できて良かったです。待ってました!とばかりに登ってくれる姿を見る事ができると、作り甲斐もひとしおです!(いつもは休業日に設定してお客さんの登る姿は見れなかったですからね。)

グレードは若干前後する可能性がありますが、楽しんでもらえると嬉しいかぎりです!

+α

その二日後、pump osakaに登りに行くと、ミッチーが”先生”達が来てくれたよ!って嬉しそうに僕の元に素っ飛んできた。あまりの唐突さに一瞬なんの事かな?と思いきや・・・

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遠く豊岡からミッチーが居るであろう情報をつかみ、大阪まで登りに来られた”先生”と”kちゃん”

そのモチベーションの高さに、自分も嬉しくなって仕事で忙しいミッチーの代わりに、リード体験をできるようにレクチャーしちゃいました!(ウエルストーク豊岡は基本的にリードクライミングができないので、”先生”は9ヶ月もトップロープしか経験が無かったそうな・・・)

2人ともクリップ練習をした後、擬似リードを経て見事に初リードを完登!2月からクライミングを始めた”kちゃん”、気持ちの強さがひしひしと伝わってくる熱い登りでした。

”先生”にいたっては3本目に5・12aにチャレンジ!

今回のルートセットまでの豊岡の最高難易度は5・11c・・・

それを登りきっていた”先生”にとって、本格的なクライミングジムの5・12をチャレンジしたい気持ちは、僕にもすごく理解できた。今まではリードを覚えて直ぐに難易度の高いルートを登りたいって言われても、下のグレードをコツコツ登ってリードにも慣れてからにしますか!って導いてきた自分も、思わずok出しちゃいました!

ミッチーの頼りになるビレイで果敢にチャレンジする”先生”。習いたてのリードで、おそらく初めてであろう傾斜のある課題、しかも全く未知のグレード!数pinクリップした後、初のリードフォールを喫し5・12チャレンジは終わった。

僕は、こんなアグレッシブな気持ちに触れると、とても嬉しくなり、メチャクチャ応援したくなる。

普段リードはできず、ある程度の難易度の課題までしかなく、岩場までは3時間以上の厳しい環境の中で、日々精進しているウエルストークのビギナークライマーの為に・・・

BBF Climbing School特別企画としてアウトドアロープクライミング体験会を、

4月17日日曜日に行う事になりました!

ウエルストークのみなさんたくさん参加して下さいね!詳しくはウエルストークスタッフ森井君にお尋ね下さい。

次回は外岩で熱い登りを楽しみにしていますよ!

2011年3月24日 (木)

願い

地震、津波から、もう2週間。

人によっては、たったの2週間なのかもしれない。

未だに問題は山のようにありますが、良いことも、悪いことも伝え聞こえてきた2週間。

悲しみや苦しみに直面している世界中の人々が、少しでも幸せを感じることができますように。